吉川病院ブログ

内臓脂肪を測ってみませんか?

こんにちは。吉川病院の放射線科です。
当院の放射線科では、CTを使った「内臓脂肪測定」を行っております。

内臓脂肪というのは、身体の内側にある内臓の周りに付く脂肪のことで、脂肪の量を面積として算出します。
この脂肪の面積が、100cm2以上で“内臓脂肪の蓄積あり”と判断されます。

さて、この内臓脂肪が多いとどういうことになるのでしょうか。

内臓脂肪は、血中に脂肪を増やして脂質異常症を生じさせたり、インスリンの働きを邪魔して糖尿病の原因になるなど、生活習慣病と関係が深いことがわかっているんですね。

つまり、内臓脂肪が直接的に何かの病気を引き起こすわけではないけど、少ない方が健康のためには良いよね!ってことです。

正直、30代後半くらいから何となくお腹が出てきてるな~、って思っていたんですが、実際に測ってみると、結構ヤバいことになっていました。


画像の中の、赤い部分が内臓脂肪です。周りの青い部分は皮下脂肪と呼ばれてるものです。

やはり、運動不足が大きな原因なんだと思います。食べる量や飲む量は変わりませんからね。

普段、なかなか見ることのできない内臓脂肪ですが、一度測定してみてはいかがでしょうか。測定は、おへそのところで測定します。時間的には数分で終わりるので、とても簡単な検査ですよ。

ちなみに、毎年行われる健康フェスタでは、放射線科として内臓脂肪測定会を行っております。お気軽に測定しに来てくださいね。